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園子温の現在は?2026年新作『超塑性変形』と訴訟の経緯を徹底解説

神崎 雪穂 神崎 雪穂 • 更新: • 公開: • 読了約 19 分
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2026年11月6日現在、映画監督の園子温は、新作映画『超塑性変形』を完成させ、約5年ぶりとなる監督作の劇場公開を控えている。公開日は2026年12月5日。自身が監督・原作・脚本・音楽を担当した作品で、上映会場はシネマノヴェチェントだ。

2025年5月には日本外国特派員協会で記者会見を開き、「もう一度映画を撮れるようになりたい」と監督復帰への意欲を表明していた。その後、愛知県での撮影や新作の発表が明らかになり、2026年には実際に映画監督としての活動を再開している。一方、2022年の性加害疑惑報道をめぐる訴訟では、出版社との和解と松崎悠希との名誉毀損訴訟がそれぞれ異なる結末を迎えている。

【2026年最新】園子温は現在何をしている?新作『超塑性変形』で監督復帰

園子温現在

園子温の現在を知るうえで最も重要なのが、2026年12月5日に公開予定の映画『超塑性変形』だ。

2022年の性加害疑惑報道以降、映画監督としての活動が長く停滞していた園にとって、本作は大きな転換点となる。2021年12月公開の『エッシャー通りの赤いポスト』以来、約5年ぶりの監督作として発表された。

『超塑性変形』の作品概要とキャスト

映画の公式サイトおよびシネマノヴェチェントの上映案内によると、本作の上映時間は125分。園子温が監督、原作、脚本、音楽の4役を担当している。

主な出演者は以下のとおりだ。

  • 吉野みよし
  • 牛抱せん夏
  • いしだ壱成
  • 神楽坂恵
  • 関口まなと
  • 松本博之
  • 乃木涼介
  • 嶋大輔
  • 大島さと子
  • 伊吹吾郎

撮影監督はIvan Kovac、美術・VFXは吉村和晃、編集は伊藤潤一が担当する。エグゼクティブプロデューサーは石川康晴、プロデューサーは宮西克典だ。

注目されるのは、園自身が作品について語った次のコメントである。

「私自身の考え方、感情をすべてこの作品に叩きつけました。この作品は、つまり私自身、私の身体であり、私の生きた証であります。自叙伝のようなものであります。」

この発言からは、単なる娯楽映画ではなく、自身の経験や内面を作品に投影した映画として制作されたことがうかがえる。

ただし、公式に発表されている作品紹介では、具体的なストーリーの詳細は限定的だ。現段階で物語の展開や登場人物の関係性を断定することはできない。

監督復帰はいつから?5年間の空白を整理

園子温は2022年12月公開の映画『もしかして、ヒューヒュー』に、山本孝之名義で脚本として参加していたことが報じられている。

つまり、2022年以降、映画制作への関与が完全になくなっていたわけではない。しかし、監督として自ら作品を発表する機会は途絶えていた。

今回の『超塑性変形』は、その意味で明確な監督復帰作となる。2025年の会見で示した映画制作への意欲が、2026年には具体的な劇場公開という形に結び付いたのである。

【上映情報】シネマノヴェチェントは横浜から町田・鶴川へ移転していた

『超塑性変形』の上映情報で注意したいのが、シネマノヴェチェントの所在地だ。

2026年9月末の新作発表時には、横浜市のミニシアターで公開されるという報道があった。しかし、シネマノヴェチェントは2026年に移転している。

同館の公式発表によると、2015年2月に横浜市の藤棚商店街で開館した旧館は、2026年8月末で閉館。その後、東京都町田市鶴川へ移転し、10月31日に新館をオープンする予定と告知されていた。

したがって、2026年11月6日時点で『超塑性変形』の上映会場として案内されているのは、横浜ではなく東京都町田市鶴川のシネマノヴェチェントである。

『超塑性変形』の公開日・上映期間・料金
  • 公開日:2026年12月5日(土)
  • 上映期間:12月5日(土)~27日(日)
  • 上映時間:125分
  • 上映形式:DCP・カラー
  • 通常料金:前売り1,800円、当日2,000円
  • 会場:シネマノヴェチェント(東京都町田市鶴川)

上映期間中は休映日が設けられている。12月5日と6日は両日とも13時30分からの特別興行として案内されている。

初日と2日目には、本編上映後に園子温監督、主演の吉野みよし、牛抱せん夏、いしだ壱成、神楽坂恵らが参加するトークショーが予定されている。サイン会や撮影会も実施予定だ。

特別興行の料金は前売り4,000円、当日4,500円。通常上映とは料金体系が異なるため、鑑賞日を決める際には注意したい。

なお、現時点で公式に案内されている上映先はシネマノヴェチェントだ。全国のシネコンでの拡大公開や配信開始については、別途発表が必要となる。

【愛知ロケ】園子温は地元・愛知で『超塑性変形』を撮影していた

今回の新作で見逃せないのが、愛知県でのロケーション撮影だ。

2026年10月16日、岡崎フィルムコミッションは『超塑性変形』の撮影支援を行ったことを公式サイトで発表した。園子温監督の新作が岡崎市内で撮影されたことを明らかにしている。

岡崎市のみつわ広場などがロケ地に

岡崎フィルムコミッションが公表したロケ地は、みつわ広場(旧大雨河小学校)だ。

地域のフィルムコミッションが作品名と撮影場所を具体的に公表したことで、愛知県での制作活動が公式情報として確認できるようになった。

加えて、とよはしフィルムコミッションの実績紹介にも、2026年公開作品として『超塑性変形』が掲載されている。撮影地域は豊橋市内各所、豊川市内各所などと記載されている。

このことから、岡崎市だけでなく、愛知県内の複数地域が撮影に関係していたことが分かる。

なぜ愛知での撮影が注目されるのか

園子温は愛知県出身の映画監督として知られ、これまで自主映画から商業映画まで幅広い作品を手掛けてきた。

今回の撮影では、地元地域のフィルムコミッションが支援に関わっている。大規模な全国展開を前提とした制作とは異なる形で、地域の撮影支援を活用して作品を完成させた点が特徴的だ。

また、岡崎フィルムコミッションの発表には、園自身が作品を「自叙伝のようなもの」と表現したコメントも掲載されている。

愛知での撮影と自身の経験を投影した作品という組み合わせは、今回の新作を読み解くうえで重要な要素となる。

【時系列で検証】2022年の性加害疑惑報道から訴訟・和解までの経緯

園子温の現在を語る際、2022年の性加害疑惑報道と、その後の法的な争いを切り離すことはできない。

重要なのは、週刊女性の発行元との訴訟と、俳優・松崎悠希との名誉毀損訴訟は別々の裁判であり、和解と判決の意味も異なるという点だ。

園子温をめぐる主な出来事の年表
時期 出来事 経緯・結果
2022年4月 性加害疑惑報道 週刊女性などが女性俳優への性的行為要求に関する疑惑を報道。
2022年5月 主婦と生活社を提訴 園側が報道内容に事実と異なる点があるとして損害賠償などを求める。
2023年12月27日 出版社との和解 ウェブ上の関連記事2本を全文削除することで裁判上の和解が成立。
2025年5月16日 松崎悠希との民事訴訟判決 一部の投稿について名誉毀損を認め、22万円の支払いと投稿削除を命令。一方、別の性的行為に関する事実認定も示された。
2025年5月27日 日本外国特派員協会で会見 園が疑惑について反論し、映画監督への復帰を希望する意向を表明。
2026年2月28日 松崎側が控訴取り下げを公表 松崎側は裁判所から園側の控訴取り下げの連絡を受けたと発表。
2022年の報道と主婦と生活社との和解

2022年4月、週刊女性および週刊女性PRIMEは、園子温が女性俳優らに性的行為を要求したなどとする内容を報じた。

これに対し、園側は報道内容には事実と異なる点があるとして反論。同年5月18日、発行元の主婦と生活社などを相手取り、損害賠償や謝罪広告、インターネット記事の削除を求めて提訴した。

この訴訟は2023年12月27日に裁判上の和解が成立。出版社側が対象となったインターネット記事2本の全文削除を受け入れた。園側は2024年2月に和解成立を公表している。

ここで注意したいのは、記事削除を条件とする和解は、裁判所が報道内容のすべてを虚偽と認定した判決とは異なるという点だ。和解による解決と、報道内容の真偽に関する司法判断を混同してはいけない。

松崎悠希との名誉毀損訴訟で何が認定されたのか

もう一つの重要な裁判が、俳優の松崎悠希との名誉毀損訴訟だ。

松崎は2022年3月、園子温に関する性的行為の要求や、被害者が複数存在するという趣旨の投稿をX(旧Twitter)に掲載した。園側は投稿によって名誉を傷つけられたとして、2022年7月に損害賠償などを求めて提訴した。

2025年5月16日、東京地裁は松崎の投稿の一部について名誉毀損の成立を認め、投稿削除と22万円の支払いを命じた。園側が求めていた損害賠償額は1,100万円だったため、請求の大部分が認められたわけではない。

一方、判決には園側にとって重要な別の事実認定も含まれていた。

弁護士ドットコムなどの判決報道によると、裁判所は、松崎の投稿にある「ワークショップで知り合った女優に性的行為を要求した」という具体的な部分については、真実とまでは認められないと判断した。

しかし、別の部分では、飲み会を通じて知り合った元女優の千葉美裸氏に性的に迫ったことや、複数の女性に性的行為を要求する文面のメッセージを送信したこと、性的関係を持った女優を自身の映画作品に出演させていたことについて、真実であると認められるとの判断が示された。

つまり、判決は松崎の投稿全体を正しいと認めたわけでも、園側の主張を全面的に認めたわけでもない。具体的な投稿内容ごとに判断が分かれたのである。

この裁判は刑事事件の有罪判決ではなく、民事上の名誉毀損をめぐる争いだ。ただし、判決文に記載された事実認定は、今回の問題を理解するうえで無視できない。

2026年、松崎側が控訴取り下げを公表

2025年5月の判決後、園側は判決文に記載された性的行為に関する事実認定を不服として控訴した。

その後、松崎悠希は2026年3月2日、自身のXで、園側が2026年2月28日に控訴を取り下げたと裁判所から連絡を受けたと公表した。

松崎側の説明によれば、これによって一審判決が確定し、3年半にわたる民事訴訟が終結したという。

この結果は、園子温の現在を考えるうえで要点だ。2025年の会見で示した園側の主張だけでなく、最終的に確定した民事判決の内容も踏まえる必要がある。

【2025年の記者会見】園子温が語った監督復帰への思いとは?

2025年5月27日、園子温は東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見を開いた。

会見の目的は、2022年の報道と、その後に続いた訴訟について自らの見解を説明することだった。会見では、出版社との和解や松崎悠希との裁判、判決文に記載された事実認定についても言及した。

「もう一度映画を撮れるようになりたい」と発言

弁護士ドットコムの報道によると、園は2022年の報道以降、基本的に仕事ができていなかったと説明した。

そして、会見を開いた理由について、次のように語っている。

「もう一度映画を撮れるようになりたい、という一念でやっています」

この発言は、当時の園子温が映画監督としての活動再開を強く望んでいたことを示している。

一方、会見では自身の潔白を主張し、松崎との裁判で示された判決文の一部についても反論した。裁判所が示した事実認定と園自身の説明には隔たりがあり、会見後も議論が続いた。

会見後に作品制作へ進んだ意味

会見から約1年4か月後の2026年9月、園子温の新作『超塑性変形』が正式に発表された。

単なる復帰希望の表明で終わらず、実際に監督・原作・脚本・音楽を担当した作品が完成し、公開日まで決定した点は大きい。

ただし、映画制作への復帰と、映画業界や観客からの信頼回復は別の問題だ。作品が完成したことだけで、2022年以降の問題が解消されたことにはならない。

【代表作と現在を比較】『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』から何が変わった?

園子温の名前が現在も検索される理由には、過去の映画作品が持つ強い存在感もある。

代表作として知られるのが『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』だ。いずれも独特の演出と強烈な人間描写で知られ、国内外で園の作家性を印象付けた作品である。

過去の代表作と2026年の新作

『愛のむきだし』は、園子温の映画監督としての評価を大きく押し上げた作品の一つだ。長尺の物語と大胆な人物描写が特徴で、現在も代表作として挙げられる。

『冷たい熱帯魚』は、人間の欲望や暴力性を描いた作品として知られる。観客に強い印象を残す演出は、園の映画表現を象徴するものとなった。

そして2026年の『超塑性変形』では、自身の考え方や感情、生きた証を作品に込めたと本人が説明している。

これまでの作品が他者や社会の内面を描くことに重点を置いていたとすれば、今回の作品は本人の言葉から、自身の経験をより直接的に投影した作品として位置付けられる。

現在の活動を評価する3つの視点
  • 監督としての活動:約5年ぶりの監督作が完成し、劇場公開日も決定している。
  • 公開規模:現段階ではシネマノヴェチェントでの単館中心の上映であり、大規模な全国公開とは異なる。
  • 社会的な評価:作品への評価と、過去の訴訟や判決を踏まえた社会的な信頼の問題は分けて考える必要がある。

ここから見えてくるのは、園子温が映画制作の現場に戻ったことと、以前と同じ規模の映画監督として活動できるようになったことは同義ではないという現実だ。

作品の完成は監督復帰を示す客観的な出来事だが、今後の評価は上映実績や観客の反応、制作会社や配給会社との関係などによって変わってくる。

【今後の映画活動】園子温は再び全国公開作品を手掛けるのか?

2026年11月6日時点で、園子温の今後を占う最大の材料は『超塑性変形』の公開と、その後の活動だ。

現在確認できる具体的な映画活動は、12月5日からの上映予定と、初日・2日目のトークイベントなどである。次回監督作や大手配給会社との新たな契約、全国公開作品については、具体的な公式発表は確認されていない。

今後注目したい4つのポイント

1. 『超塑性変形』の上映規模

まず注目したいのは、鶴川のシネマノヴェチェントでの上映がどのような反響を生むかだ。単館上映から別の劇場への展開があるのか、追加上映が発表されるのかが重要になる。

2. 配信・ソフト化の発表

劇場公開後の配信やDVD・Blu-rayなどの展開も、作品がどの程度広い観客に届けられるかを判断する材料となる。現時点では、これらの具体的な予定は公表されていない。

3. 次回監督作の制作

今回の作品が一度限りの復帰作となるのか、継続的な映画制作につながるのかも重要だ。次回作の発表や新しい制作体制が明らかになれば、監督としての活動再開がさらに具体化する。

4. 映画制作現場の信頼と説明責任

2022年以降の問題を踏まえれば、今後の活動では作品の完成度だけでなく、撮影現場の安全性や出演者との適切な関係、制作過程の透明性も問われる。

映画監督には作品を生み出す能力だけでなく、多くの出演者やスタッフと協働する責任がある。今後の評価は、映画作品と制作現場の双方から判断されることになる。

【園子温の現在】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:園子温は2026年現在、映画監督を引退したのですか?
A1:引退していない。2026年12月5日公開予定の新作『超塑性変形』で監督を務めており、約5年ぶりの監督作として活動を再開している。

Q2:新作『超塑性変形』は横浜のどこで見られますか?
A2:上映会場はシネマノヴェチェントだが、同館は2026年8月末に横浜の旧館を閉館し、東京都町田市鶴川へ移転した。現在の上映会場は町田市鶴川の新館となる。

Q3:園子温の松崎悠希との裁判はどうなりましたか?
A3:2025年5月16日に東京地裁で一審判決が出され、松崎の投稿の一部について名誉毀損が認められた。一方、判決文には園の性的行為に関する別の事実認定も含まれていた。2026年2月28日に園側が控訴を取り下げたと松崎側が公表しており、一審判決が確定したと説明している。

2026年11月現在、園子温は映画監督として再び作品を発表する段階に入っている。2026年12月5日公開予定の『超塑性変形』は、2021年の『エッシャー通りの赤いポスト』以来、約5年ぶりとなる監督作だ。

愛知県岡崎市などで撮影が行われ、東京都町田市鶴川のシネマノヴェチェントでの上映も決定している。2025年の日本外国特派員協会での会見で語った監督復帰への意欲は、具体的な映画作品として実現した。

一方、2022年の性加害疑惑報道をめぐる問題では、出版社との和解と松崎悠希との民事訴訟を区別して理解する必要がある。特に松崎との裁判では、投稿の一部について名誉毀損が認められた一方、園の性的行為に関する別の事実認定も示され、その後の控訴取り下げによって一審判決が確定したと松崎側が公表している。

園子温の現在を一言で表すなら、映画監督としての活動を再開し、新作の公開を控える一方、過去の問題をめぐる社会的評価も引き続き問われる段階にある。

今後の注目点は『超塑性変形』の上映実績、全国公開や配信の可能性、そして次回作の有無だ。映画監督としての復帰が継続的な活動につながるのか、2026年末から2027年にかけての動向が重要になる。

主な確認資料: 岡崎フィルムコミッション、シネマノヴェチェント公式サイト、とよはしフィルムコミッション、日刊スポーツ、弁護士ドットコム、J-CASTニュースなど。

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神崎 雪穂
デジタルマーケター 神崎 雪穂
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調理師免許を持つフードライター。栄養価は公的食品データベース、調理法はメーカー公式表記で裏取りし、旬は市場入荷記録を参照します。

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