夏休みの旅行先を選ぶなら、観光スポットの魅力だけでなく、日中の暑さや夜の過ごしやすさまで考えたい。2026年の国内旅行でおすすめしたい避暑地は、長野県の軽井沢・上高地、山梨県の清里高原、栃木県の那須高原、北海道の富良野・美瑛などだ。標高の高さを生かした高原リゾートから、広大な自然を楽しめる北海道まで、目的によって選択肢は大きく変わる。
気温の比較には、気象庁が公表する1991~2020年の30年間の平年値を使用した。2026年版として、7月・8月の平均気温と日最高気温、標高、アクセス、宿泊料金の実例、混雑時期を整理する。家族旅行やひとり旅、車なしの旅行でも選びやすいよう、実際の移動手段や費用面まで踏み込んで紹介したい。
【2026年版】おすすめ避暑地ランキング!国内で夏でも涼しい旅行先5選

おすすめ避暑地を選ぶ際は、単純な知名度だけでなく、気温、標高、観光のしやすさ、宿泊施設の選択肢を合わせて判断したい。
2026年の国内旅行先として特に注目したいのは、次の5エリアだ。ランキングは絶対的な涼しさだけではなく、旅行先としての総合的な使いやすさも考慮している。
1位:清里高原・野辺山|標高の高さと涼しさを重視する人におすすめ山梨県北杜市の清里高原は、八ヶ岳の南麓に広がる高原リゾート。標高約1,200mの自然環境に加え、牧場や森林、展望スポットなどが集まり、夏の屋外観光に適している。
JR清里駅の標高は約1,274.7m。近隣の野辺山観測所は標高約1,350mにあり、気象庁の平年値では7月の平均気温が18.9℃、8月が19.5℃となっている。日最高気温の月平均も7月23.7℃、8月24.7℃で、比較したエリアのなかでも涼しい水準だ。
観光では清泉寮、萌木の村、美し森、清里テラスなどが候補になる。牧場の風景を眺めながら食事をしたり、森林散策を楽しんだりと、激しい運動をしなくても高原らしい休日を過ごせる。
2026年度は清里ピクニックバスが4月25日から11月16日まで運行。7月・8月は毎日運行し、清里駅を起点に周辺の観光スポットを巡る。料金は1回乗車600円、1日周遊券1,200円。車なしの旅行でも計画を立てやすい点が大きな魅力だ。
ただし、バスは運行日によってルートや便数が変わる。訪問先を決めてから時刻表を確認したい。涼しさと公共交通機関の使いやすさを両立したい人におすすめのエリアだ。
2位:上高地|標高約1,500mの山岳リゾートで大自然を満喫長野県松本市にある上高地は、中部山岳国立公園を代表する山岳景勝地だ。梓川の清流、穂高連峰、河童橋、大正池など、夏の日本アルプスを象徴する風景が広がる。
標高約1,500mの高地に位置するため、平地の暑さを避けながら自然を満喫したい人に向いている。特に早朝の散策や川沿いの遊歩道歩きは、上高地ならではの過ごし方だ。
観光の中心となる河童橋周辺は比較的散策しやすい一方、明神池方面などは歩行距離が長くなる。家族旅行では子どもの年齢や体力に合わせてコースを選ぶとよい。
重要なのは、上高地が通年マイカー規制のエリアだということ。自家用車で直接乗り入れることはできず、松本方面からは沢渡、高山方面からは平湯あかんだなでシャトルバスやタクシーに乗り換える。
松本駅からは上高地線で新島々駅へ向かい、路線バスに乗り換えて約1時間30分。2026年度の開山期間は4月17日から11月15日までで、7月・8月の通行可能時間は午前5時から午後8時までとされている。
夏休みの土日祝日やお盆は混雑しやすい。混雑を避けたいなら、平日の早朝を中心に予定を組みたい。車を運転せずに本格的な山岳リゾートを楽しみたい人にも適している。
3位:軽井沢|新幹線で行ける定番の高原避暑地長野県の軽井沢は、アクセス、宿泊施設、飲食店、観光スポットのバランスに優れた定番の避暑地だ。
軽井沢の気象観測所は標高999m。1991~2020年の平年値では、7月の平均気温が20.1℃、8月が20.8℃。日最高気温の月平均はそれぞれ25.3℃、26.3℃となっている。
真夏でも日中に25℃を超える日があるため、常に涼しいわけではない。それでも朝晩の気温が下がりやすく、森の木陰や高原の風を楽しめることが人気の理由だ。
観光スポットは、旧軽井沢銀座通り、雲場池、白糸の滝、ハルニレテラス、軽井沢・プリンスショッピングプラザなど。自然散策と買い物、グルメを組み合わせられるため、家族旅行にもカップル旅行にも向いている。
東京駅から軽井沢駅までは北陸新幹線で約1時間15分。町内では循環バスが3路線運行し、2026年の運賃は大人一律100円、小学生以下50円だ。
ただし、駅から離れた宿泊施設や観光スポットも多い。バスの運行本数や最終便を確認し、必要に応じてタクシーを利用する計画にしておきたい。
初めての避暑旅行、車なしの旅行、観光とショッピングを両立したい人に特におすすめだ。
4位:那須高原|家族旅行や温泉旅行にぴったり栃木県北部に広がる那須高原は、温泉、牧場、レジャー施設、自然散策をまとめて楽しめる避暑地だ。
気象庁の那須高原観測所は標高749m。7月の平均気温は20.2℃、8月は21.0℃で、日最高気温の月平均は24.3℃と25.4℃となっている。
標高だけを比較すれば清里や上高地より低いものの、首都圏からのアクセスや観光施設の充実度を考えると、旅行先としての魅力は大きい。
主な観光候補は、那須ロープウェイ、那須岳周辺、那須どうぶつ王国、那須高原南ヶ丘牧場、那須温泉郷など。小さな子どもがいる家族なら、牧場や動物とのふれあいを中心に予定を組むのもよい。
2026年度の那須高原観光周遊バスは4月1日から11月30日まで夏ダイヤで運行。1回乗車は大人800円、観光周遊1DAYパスは1,500円となっている。
ただし、7月・8月の降水量は平年値でそれぞれ305.7mm、303.9mmと多い。雨天時に楽しめる施設も組み合わせておくと、旅行中の予定変更に対応しやすい。
温泉、動物とのふれあい、家族向けレジャーを重視する人におすすめしたい。
5位:北海道・富良野と美瑛|広大な景色と爽やかな夏を楽しむ北海道の避暑地を代表するエリアとして紹介したいのが、富良野と美瑛だ。
富良野は北海道のほぼ中央に位置し、ラベンダー畑や丘陵地帯、農村風景が広がる。美瑛では白金青い池やパッチワークの路など、北海道らしい雄大な景観を楽しめる。
富良野の気象観測所は標高174mと高地ではない。それでも7月の平均気温は20.6℃、8月は20.8℃で、日最高気温の月平均は26.2℃、26.3℃だ。
この数値から分かるのは、避暑地は必ずしも標高だけで決まらないということ。北海道の緯度や地域の気候条件も、夏の過ごしやすさに関係している。
富良野から美瑛までは車で約40分。美瑛町観光協会によると、旭川空港から美瑛駅へはバスで約16分、旭川駅からJRを利用する場合は乗り換えを含めてアクセスできる。
一方で、観光スポットが広い範囲に分散している。公共交通機関だけで複数の観光地を巡る場合は、バスや列車の時刻に合わせた計画が必要だ。
北海道旅行を兼ねて自然やグルメを満喫したい人、数日間の旅行ができる人に向いている。
【気温・標高を比較】2026年の涼しい避暑地はどこ?
避暑地選びで最も参考にしたいのが、7月と8月の平均気温、日最高気温の月平均、標高の関係だ。
以下は気象庁の1991~2020年の平年値を基準にした比較である。日最高気温は、その月の日最高気温を平均した値であり、実際に観測される最高気温の上限ではない。
| 観光エリア・観測地点 | 標高 | 7月平均/日最高 | 8月平均/日最高 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 清里周辺・野辺山 | 野辺山観測所 約1,350m | 18.9℃/23.7℃ | 19.5℃/24.7℃ | 涼しさ重視 |
| 軽井沢 | 999m | 20.1℃/25.3℃ | 20.8℃/26.3℃ | アクセス重視 |
| 那須高原 | 749m | 20.2℃/24.3℃ | 21.0℃/25.4℃ | 家族旅行向き |
| 富良野 | 174m | 20.6℃/26.2℃ | 20.8℃/26.3℃ | 北海道旅行向き |
| 白馬 | 703m | 21.5℃/27.0℃ | 22.6℃/28.4℃ | 山岳アクティビティ向き |
出典:気象庁の各観測地点の1991~2020年平年値。清里の参考値には近隣の野辺山観測所を使用。軽井沢・白馬の観測所情報は気象庁公開データに基づく観測地点資料。気温は観光施設そのものの実測値ではない。
気温の数字だけでは判断できない理由表を見ると、清里周辺の野辺山が最も低い平均気温を示している。しかし、平均気温が低い場所なら、必ずしも旅行中ずっと快適というわけではない。
実際の体感温度には、日差し、風、湿度、地形、森林の有無などが関係する。晴れた日の昼間は標高の高い場所でも日差しが強く、気温以上に暑く感じる場合がある。
また、山間部は天候が急変することもある。夏でも雨や風によって体感温度が大きく下がるため、薄手の上着を用意しておきたい。
特に上高地は標高約1,500mの山岳地帯だが、軽井沢や那須高原のように同じ条件で比較できる気象観測地点の数値を、そのまま観光地全体の気温として扱うことはできない。標高と現地の天気予報を合わせて判断することが大切だ。
【地域別に厳選】長野県・北海道・那須・清里のおすすめ観光スポット
避暑地を選ぶ際は、地域ごとの特色も押さえておきたい。涼しさを最優先するなら標高の高い高原、移動の負担を減らしたいなら新幹線でアクセスできるエリア、自然体験を重視するなら北海道というように、旅行の目的から絞り込むと選びやすい。
長野県のおすすめ避暑地は軽井沢・上高地・白馬長野県は標高の高い山岳地帯や高原が多く、国内有数の避暑旅行先が集まっている。
軽井沢は観光施設や宿泊施設が充実し、旅行初心者にも向いている。上高地は自然環境を重視したい人向けで、河童橋や大正池を中心に散策できる。白馬は北アルプスの景観やトレッキング、ゴンドラなどの山岳アクティビティを楽しみたい人に適している。
ただし、白馬の7月・8月の日最高気温の月平均は27.0℃、28.4℃。高地のイメージだけで極端に涼しいと判断せず、滞在する標高や活動内容を考えておきたい。
北海道の避暑地は富良野・美瑛・道東も候補北海道は広大なため、ひとつの地域だけで気候を判断するのは難しい。富良野・美瑛は夏の花畑や丘陵風景が魅力で、道東方面なら釧路湿原や阿寒湖周辺など、異なる自然環境を楽しめる。
北海道旅行の注意点は移動距離だ。地図上では近く見える観光地でも、実際には移動に時間がかかることがある。観光スポットを詰め込みすぎず、1日の移動範囲を限定するほうが旅行を楽しみやすい。
那須高原は温泉とファミリー向け施設が充実那須高原は、自然のなかで過ごすだけでなく、牧場や動物園、温泉などを組み合わせられることが強みだ。
子ども連れなら、午前中は屋外の観光施設、午後は屋内施設や温泉という組み合わせも考えられる。夏の雨に備えた旅行計画を立てやすいエリアでもある。
清里高原は自然散策と高原グルメを楽しめる清里は大規模な観光施設を次々と回るよりも、牧場や森林、カフェなどをゆったり楽しむ旅行に向いている。
清泉寮の周辺では牧場風景を眺めながら過ごせるほか、萌木の村では飲食やショッピングも楽しめる。清里駅周辺のペンションを拠点にすれば、ひとり旅でも家族旅行でも予定を組み立てやすい。
【車なしでも行ける】アクセス・交通費・移動のしやすさを比較
避暑地旅行では、目的地に到着するまでのアクセスだけでなく、到着後の移動手段も重要だ。特に車なしの場合、駅から宿泊施設、観光スポットまでの交通手段が旅行の満足度を左右する。
軽井沢:新幹線と町内循環バスで移動しやすい東京駅から軽井沢駅までは北陸新幹線で約1時間15分。町内循環バスは3路線あり、軽井沢駅や旧軽井沢、中軽井沢駅、雲場池周辺などを結んでいる。
2026年の町内循環バスは大人100円、小学生以下50円。移動費を抑えたい人にも使いやすい。ただし、すべての宿泊施設や観光スポットに直接アクセスできるわけではない。
上高地:公共交通機関を利用するのが基本上高地は車なしでも訪問できる。松本駅から新島々駅を経由して路線バスに乗れば、上高地バスターミナルまで約1時間30分だ。
また、東京・名古屋・大阪方面からの予約制直行バスも設定されている。乗り換えを減らしたい人は直行便を検討するとよい。
2026年は上高地へのマイカー乗り入れができず、バスやタクシーへの乗り換えが必要。交通規制の時間帯やバスの予約条件も事前に確認したい。
那須高原:新幹線と観光周遊バスを組み合わせる東京から那須塩原駅までは東北新幹線で約75分。そこから路線バスや観光周遊バスを利用して那須湯本や高原エリアへ向かう。
2026年度の那須高原観光周遊バスは、1回乗車800円、1DAYパス1,500円。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードにも対応している。
運行期間は2026年4月1日から11月30日まで。冬季や運行期間外の旅行では、同じ交通条件を利用できるとは限らない。
清里高原:JR小海線とピクニックバスが便利清里へはJR中央本線で小淵沢駅まで向かい、JR小海線に乗り換える。清里駅を拠点にする場合、2026年度は清里ピクニックバスを使って周辺の観光スポットを巡れる。
1回乗車600円、1日周遊券1,200円で、7月・8月は毎日運行。運行ルートや時刻は日によって異なるため、観光したい場所を先に決めておくとよい。
富良野・美瑛:公共交通機関だけなら事前計画が必須富良野・美瑛は観光地が広範囲に点在する。鉄道や路線バスを組み合わせれば車なしでも旅行できるが、複数の丘や花畑を巡る場合はレンタカーや観光ツアーの利用が便利だ。
特に家族旅行では、移動時間が長くなりすぎないようにしたい。公共交通機関を利用するなら、宿泊先を駅やバス停の近くに確保することがポイントになる。
【宿泊費・旅行予算】避暑地のホテルやペンションはいくら?
避暑地の旅行費用は、宿泊施設の種類と予約日によって大きく変わる。特に7月後半から8月のお盆にかけては、人気施設の料金が高くなりやすい。
2026年に公表されている宿泊施設の料金例を比較すると、次のようになる。
2026年の宿泊料金の実例- 軽井沢:アメリーハウス軽井沢では、夏期特別期間の素泊まり料金は2名利用で1人1泊26,000円。施設や部屋の条件によって変動する。
- 那須高原:ペンショントントでは、素泊まり大人5,300円から、1泊2食付き10,100円からの料金を掲載。シーズン料金や休前日料金が加算される。
- 清里:ペンション・マッキントッシュでは、1泊2食付き平日9,800円から、素泊まり6,600円からの料金例がある。
- 上高地:徳澤園では、2026年の相部屋1泊2食付きが17,600円、素泊まりが11,000円。6月1日以降は宿泊税200円が加算される。
- 富良野:すみれ旅館では、2026年4月以降の料金として素泊まり6,900円、朝食付き8,000円、1泊2食付き9,100円を掲載している。
これらは各施設の料金例であり、各地域全体の平均宿泊料金ではない。客室タイプ、人数、予約時期、食事の有無によって実際の支払額は異なる。
宿泊費を抑えるための3つの方法1つ目は、平日を選ぶこと。土曜日や連休、お盆期間を避けるだけでも、宿泊施設の選択肢を広げやすくなる。
2つ目は、ペンションや素泊まりプランを活用すること。高級ホテルやリゾートホテルに限定せず、地域のペンションや旅館も候補に入れれば予算を調整しやすい。
3つ目は、交通費と宿泊費を別々に比較すること。宿泊料金が安くても、観光スポットへの移動にタクシーを何度も利用すれば、総額が高くなる可能性がある。
旅行予算は宿泊費だけで決めない2泊3日の旅行なら、宿泊費に加えて往復交通費、現地交通費、食事代、観光施設の入場料を計算する必要がある。
例えば車なしで軽井沢を訪れる場合は、新幹線代と町内交通費が主な移動費になる。一方、那須高原では新幹線に加えて現地のバス代が必要だ。富良野・美瑛では、観光範囲を広げるほどレンタカーやツアーの費用が加わりやすい。
旅行全体の予算を決める際は、宿泊料金の安さだけでなく、現地でどの程度移動するかも考えておきたい。
【混雑回避と失敗しない選び方】避暑旅行におすすめの時期は?
避暑地は夏休み期間に旅行者が集中しやすい。特に7月下旬から8月中旬は、宿泊施設や交通機関、人気観光スポットの混雑を想定しておく必要がある。
7月上旬~中旬:比較的落ち着いた旅行を狙いやすい夏休み本番前の7月上旬から中旬は、日程を調整できる人におすすめだ。ラベンダーなど季節の花を楽しめる北海道や、高原散策を楽しめる軽井沢・清里も候補になる。
ただし、地域や施設によって見頃は異なる。花畑を目的にする場合は、開花状況を確認してから予約したい。
7月下旬~8月中旬:最も混雑を意識したい時期学校の夏休みやお盆休みが重なる時期は、家族旅行やグループ旅行が増える。上高地公式サイトでも、夏休み期間中の土日祝日やお盆は混雑すると案内されている。
この時期に旅行する場合は、宿泊施設と交通機関を早めに確保し、人気観光スポットには午前中の早い時間に到着する計画がおすすめだ。
8月下旬~9月:夏のピークを外した旅行にも注目8月下旬から9月にかけては、夏休みのピークを過ぎた日程を選べる場合がある。気温が徐々に落ち着く地域もあり、静かな高原旅行を楽しみたい人には魅力的だ。
ただし、施設の営業時間やバスの運行日が変わることもある。特に清里ピクニックバスのような季節運行の交通手段は、夏休み以外の時期に同じ条件で利用できるとは限らない。
家族旅行・ひとり旅・車なし旅行で選ぶ基準家族旅行なら那須高原。牧場や動物とのふれあい、温泉などを組み合わせやすく、子どもの興味に合わせて予定を変更しやすい。
ひとり旅なら軽井沢や清里。カフェや自然散策、ショッピングを自分のペースで楽しめる。清里はペンションを拠点に、バスで周辺観光を組み合わせる旅もおすすめだ。
車なしなら軽井沢・上高地・清里。鉄道や路線バス、周遊バスを活用できる。上高地はそもそもマイカーで入れないため、公共交通機関を使う旅との相性がよい。
長期旅行なら北海道。富良野・美瑛を中心に、広いエリアを数日かけて巡る旅行が向いている。短期間で多くの観光地を回ろうとすると、移動が負担になりやすい。
【プロの結論】避暑地選びで本当に重視すべきなのは3つ避暑旅行の満足度を高めるには、気温、アクセス、滞在環境の3つをセットで考えることが大切だ。
最初に、涼しさを優先するなら標高の高い清里・野辺山や上高地が候補になる。続いて、移動の負担を抑えたいなら軽井沢。家族で観光施設を楽しみたいなら那須高原、広大な自然を満喫したいなら北海道というように、目的によって最適な地域は変わる。
もうひとつ見落としやすいのが、宿泊施設の立地だ。観光地の中心部から離れた宿は静かで魅力的な一方、車がない場合は移動に時間や費用がかかる。宿泊料金だけを比較するのではなく、最寄り駅やバス停、送迎サービスの有無まで確認したい。
「標高が高いから必ず涼しい」「北海道ならどこでも快適」「避暑地なら冷房は不要」といった思い込みも避けたい。夏の気温は年ごとに変動し、猛暑日が発生することもある。出発直前には気象庁の天気予報や現地の交通情報を確認し、暑さ対策も忘れないようにしたい。
【おすすめ避暑地】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:日本で一番涼しいおすすめ避暑地はどこですか?
A1:比較した観測地点のなかでは、長野県の野辺山が7月平均18.9℃、8月平均19.5℃と低い水準です。清里高原や上高地も標高が高く、夏の旅行先としておすすめです。ただし、実際の気温は天候や訪問場所によって異なります。
Q2:東京から日帰りで行けるおすすめ避暑地はありますか?
A2:軽井沢が有力候補です。東京駅から北陸新幹線で約1時間15分で到着できます。清里も鉄道で訪問できますが、観光スポット間の移動時間を考えると、日帰りより1泊旅行のほうがゆったり楽しめます。
Q3:車なしで行ける避暑地はどこですか?
A3:軽井沢、上高地、清里がおすすめです。軽井沢は町内循環バス、上高地は路線バスや直行バス、清里は清里ピクニックバスを利用できます。運行日や時刻表は旅行前に確認してください。
Q4:避暑地の宿泊費は1泊いくら必要ですか?
A4:施設や時期によって大きく異なります。2026年の料金例では、那須高原のペンションに素泊まり5,300円から、清里のペンションに素泊まり6,600円からのプランがあります。一方、軽井沢のリゾート施設では夏期特別料金が1人1泊26,000円となる例もあります。
Q5:避暑地旅行におすすめの時期はいつですか?
A5:7月上旬から中旬は夏休みのピーク前を狙いやすい時期です。7月下旬から8月中旬は混雑しやすいため、平日や早朝の観光を検討しましょう。8月下旬以降も、地域の気温や施設の営業状況を確認すれば快適な旅行を計画できます。
Q6:標高が高い場所なら必ず涼しいのでしょうか?
A6:必ずしもそうではありません。標高は気温に影響しますが、日差しや風、湿度、地形によって体感温度は変わります。標高だけでなく、現地の気象観測データや旅行当日の天気予報も確認することが大切です。
2026年におすすめしたい国内避暑地は、清里高原、上高地、軽井沢、那須高原、北海道の富良野・美瑛などだ。それぞれ気温や標高、観光施設、交通手段に違いがあり、旅行の目的によって最適な選択肢は変わる。
とにかく涼しい場所を探すなら清里・野辺山や上高地、アクセスのよさなら軽井沢、家族でのレジャーなら那須高原、自然を満喫する長期旅行なら北海道が有力だ。
宿泊費を抑えたい場合は、ペンションや旅館、平日宿泊も検討したい。車なしで旅行するなら、最寄り駅から宿泊施設までの距離と観光周遊バスの運行状況を事前に確認しておくと安心だ。
夏の旅行は、目的地の気温だけでなく、移動時間や混雑、宿泊費まで含めて考えることが満足度を高めるポイント。自分の旅行スタイルに合った避暑地を選び、2026年の夏も心地よい高原の空気や北海道の雄大な自然を楽しみたい。