戸郷のキャリアを理解するうえでは、高校時代から巨人入団後までの歩みも押さえておきたい。
戸郷翔征の基本プロフィール| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 戸郷翔征(とごう・しょうせい) |
| 生年月日 | 2000年4月4日 |
| 出身地 | 宮崎県 |
| 身長・体重 | 187cm・85kg |
| 投打 | 右投右打 |
| ポジション | 投手 |
| 所属球団 | 読売ジャイアンツ |
| 背番号 | 20 |
| 出身高校 | 聖心ウルスラ学園高校 |
| ドラフト | 2018年ドラフト6位 |
| プロ初登板 | 2019年9月21日 |
出典:NPB選手プロフィール、読売ジャイアンツ球団公式選手情報。
聖心ウルスラ学園高校で培った野球の基礎戸郷は宮崎県の聖心ウルスラ学園高校出身。高校時代から投手として経験を積み、2018年のドラフトで巨人から6位指名を受けた。
ドラフト上位指名ではなかったものの、プロ入り後に着実に成長。2019年には一軍公式戦に登板し、翌2020年には先発ローテーションの一角を担うまでになった。
2022年には最多奪三振のタイトルを獲得し、2023年にはWBC日本代表にも選出された。高校からプロ入り、そして国際大会へと活躍の場を広げてきた経歴は、戸郷の大きな強みだ。
投手キャプテン・選手会副会長としての役割戸郷には、個人記録以外にも巨人のチーム運営に関わる役割がある。
- 2023年:巨人の投手キャプテンに就任
- 2024年:選手会副会長を担当
- 2024年:自身初の開幕投手を経験
- 2025年:2年連続で開幕投手を担当
- 2026年:14奪三振完封を記録
投手キャプテンと選手会副会長という立場は、戸郷が若くしてチーム内の信頼を得てきたことを示している。
ただし、役職の経歴と2026年現在の正式な役職継続状況は区別して考える必要がある。過去に務めた役割を、そのまま現時点の肩書として扱うことはできない。
【プロの結論】戸郷翔征の2026年をどう評価するべきか
2026年の戸郷を評価する際には、勝敗、防御率、投球回、故障歴の4つを組み合わせて考える必要がある。
2025年の不振を経て、防御率は4.14から2.48へ改善。奪三振率も上昇し、6月10日には自己最多14奪三振の完封勝利を達成した。投手としての能力を再び発揮したことは、数字からも明らかだ。
一方で、2026年は左太もも裏の肉離れによって約2か月離脱した。14試合、80投球回という実績は、2024年の26試合、180投球回と比べると、年間を通じた稼働力に課題を残している。
したがって、2026年は「完全復活を達成した年」と断定するより、投球内容を立て直しながら、故障という新たな課題にも直面した復調のシーズンと評価するのが適切だ。
今後の戸郷を判断する際は、次の基準が参考になる。
- 好材料: 防御率2点台、奪三振率の改善、完封勝利の達成。
- 継続確認が必要な点: 先発登板後の安定性、制球力、フォームの再現性。
- 最大の課題: 年間を通じた先発ローテーションへの定着と故障予防。
巨人にとって戸郷は、単に過去の実績がある投手ではない。2025年の失敗を経験し、2026年に投球を立て直した若い先発投手である。再び180イニングを投げられるような状態に戻れるかが、次の大きな評価ポイントになる。
【戸郷翔征と巨人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:戸郷翔征の2026年現在の成績は?
2026年シーズン終了時点で、一軍14試合に登板し、5勝3敗、防御率2.48、80投球回、82奪三振を記録している。WHIPは1.03。7月の左太もも裏の肉離れによる離脱があり、登板数は限られた。
Q2:戸郷翔征が2025年に二軍降格した理由は?
主な背景は投球フォームの変更による制球の乱れや、身体の開きが早くなる問題だった。2025年4月11日の広島戦で自己ワースト10失点を喫して最初の二軍降格となり、6月22日の西武戦後にも今季2度目の再調整が決まった。
Q3:戸郷翔征の14奪三振完封勝利はいつ?
2026年6月10日の楽天戦。巨人が7対0で勝利した試合で、戸郷は9回を無失点、14奪三振で投げ切った。自身2年ぶりの完封勝利で、奪三振数も自己最多となった。
Q4:戸郷翔征は何年連続で開幕投手を務めた?
2024年と2025年の2年連続で開幕投手を務めた。2024年が初めての開幕投手で、2025年は2年連続2度目。2026年の巨人の開幕投手は竹丸和幸だった。
Q5:戸郷翔征の出身高校はどこ?
宮崎県の聖心ウルスラ学園高校。2018年ドラフト6位で巨人に入団し、2019年に一軍デビューを果たした。
Q6:戸郷翔征は巨人の投手キャプテンなの?
2023年シーズンから投手キャプテンを務め、2024年からは選手会副会長も担当してきた。個人の成績だけでなく、投手陣をまとめる役割も担ってきた選手だ。
戸郷翔征と巨人の2026年を振り返ると、2025年の不振から投球を立て直し、再びエース候補としての実力を示した一方、故障によって年間を通じた稼働には課題を残したシーズンだった。
特に印象的だったのは、6月10日の楽天戦で記録した自己最多14奪三振の完封勝利だ。2025年の苦しい時期を知るファンにとっても、戸郷が持つ本来の投球能力を再確認できる登板だった。
NPBの年度別成績を見ても、2022〜2024年の3年連続12勝という実績は大きい。2026年の防御率2.48も、復調を裏付ける数字となっている。
ただし、巨人の先発ローテーションを長期的に支える存在になるためには、好調な登板を続けるだけでなく、故障なくシーズンを完走することが欠かせない。
2027年以降に注目したいのは、次の3点だ。
1. 2024年に記録した180投球回に近い稼働力を取り戻せるか。
2. 2025年に崩れた投球フォームと制球の再現性を維持できるか。
3. 自己最多14奪三振のような投球を継続し、巨人の先発陣を引っ張れるか。
戸郷翔征の評価を決めるのは、過去の12勝でも、2026年の14奪三振だけでもない。年間を通じて安定した投球を続け、再び巨人の先発陣の中心としてシーズンを戦い抜けるかどうかだ。
それこそが、2025年の不振と2026年の復調を経た戸郷翔征に、次のシーズンで期待される最大のテーマである。