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【王貞治の歴代本塁打記録】868本は2026年現在もNPB歴代1位

音後 涼 音後 涼 • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
目次

王貞治の通算868本塁打は、2026年のNPB公式歴代記録でもトップに位置している。

2位は野村克也の657本、3位は門田博光の567本だ。王と2位の野村との差は211本。単に1位というだけでなく、2位以下を大きく引き離している点に、この記録の特異性がある。

2026年版・NPB歴代通算本塁打ランキング


通算本塁打トップ5

王貞治成績

{#each [{n:"王貞治",v:868},{n:"野村克也",v:657},{n:"門田博光",v:567},{n:"山本浩二",v:536},{n:"清原和博",v:525}] as p,i}


{i+1}位 {p.n}

{p.v}本





{/each}
2026年シーズン終了時点。NPB公式通算記録。

本塁打以外でも歴代1位の記録がある

王の記録は本塁打だけに集中していない。

- 通算本塁打:868本で歴代1位
- 通算打点:2170打点で歴代1位
- 通算得点:1967得点で歴代1位
- 通算塁打:5862塁打で歴代1位
- 通算四球:2390個で歴代1位
- 通算長打率:.634で歴代1位(4000打数以上)

一方、2786安打は歴代3位。1位は張本勲の3085安打、2位は野村克也の2901安打だ。

この比較から分かるのは、王の最大の特徴が安打数そのものより、長打と得点創出能力にあったということだ。

シーズン55本塁打も現在の歴代上位記録

1964年の55本塁打は、当時の日本プロ野球のシーズン最多記録だった。

ただし、2026年現在は歴代単独1位ではない。NPB公式のシーズン本塁打ランキングでは、次のようになっている。

- 1位:ウラディミール・バレンティン(60本・2013年)
- 2位:村上宗隆(56本・2022年)
- 3位タイ:王貞治(55本・1964年)
- 3位タイ:タフィ・ローズ(55本・2001年)
- 3位タイ:アレックス・カブレラ(55本・2002年)

55本という数字は、現在もNPB歴代3位タイに相当する。王の記録が後年の選手によって更新された事実と、歴史的な価値が失われないことは分けて考えたい。

【王貞治のセイバーメトリクス】OPS1.080が示す打者としての価値

王貞治の打撃をより深く評価するには、打率や本塁打だけでなく、セイバーメトリクスの指標も参考になる。

特に注目したいのがOPS、出塁率、長打率、四球数だ。

OPSは約1.080

OPSは出塁率と長打率を足した指標で、打者の出塁能力と長打能力をまとめて評価できる。

王の通算長打率は.634。通算打率や四球、死球、犠飛などから算出した出塁率は約.446となる。

したがって、通算OPSは約1.080だ。


王貞治の通算OPS


1.080




出塁率

.446







長打率

.634







OPS=出塁率+長打率。各数値は通算打撃データからの概算。

この数字が示すのは、王が本塁打を打つだけの打者ではなかったということだ。

四球によって出塁し、長打で走者を返す。相手投手にとっては、勝負しても失投を長打にされ、勝負を避けても出塁を許す難しい打者だった。

四球2390個が示す相手投手への圧力

通算四球2390個はNPB歴代最多記録であり、故意四球も427個を記録している。

加えて、通算三振は1319個。四球数は三振数を大幅に上回っている。

この組み合わせは、選球眼と長打力が共存していたことを示す重要な材料だ。

本塁打を狙える打者でありながら、無理にすべての球を打ちにいく必要がなかった。打者としての完成度を考えるうえで、868本塁打と2390四球はセットで見る価値がある。

WARやOPS+で評価するときの注意点

現代のセイバーメトリクスでは、OPS以外にもWAR、OPS+、wRC+などが使われる。

ただし、王の時代と現代では、球場、試合環境、リーグ全体の得点水準などが異なる。

単純に現在の選手とOPSだけを比べても、時代を超えた打撃能力を完全には比較できない。

特にWARやOPS+は、算出方法や比較対象となるリーグ環境によって数値が変わる。NPB公式の個人年度別成績に掲載されている通算記録と、各種データサイトが算出する高度な指標は、同じ種類の公式記録として扱わないことが大切だ。

王の評価では、公式に確定している868本塁打、2170打点、長打率.634を土台に、時代補正を加えた指標を補助的に利用するのが適切だ。

【王貞治の成績に関する誤解】数字を正しく理解するためのポイント

歴代記録の数字は、集計対象や記録の種類によって意味が変わる。王の成績にも、混同されやすいポイントがある。

誤解1:通算打率.301はNPB歴代最高なのか?

通算打率.301は優れた成績だが、歴代最高打率ではない。

2026年シーズン終了時点のNPB通算打率ランキングでは、王は.3011で24位に位置する。

通算安打数や本塁打数で上位にいるからといって、打率でも歴代トップというわけではない。

王の真価は、打率を維持しながら長打を量産し、長期間にわたって打点を積み重ねた総合的な打撃力にある。

誤解2:55本塁打は現在もシーズン最多なのか?

現在のNPBシーズン最多本塁打はバレンティンの60本だ。

王の55本は1964年当時の最多記録であり、2026年時点では歴代3位タイとなっている。

記録の更新と、当時どれほど画期的だったかという歴史的評価は別の問題だ。

誤解3:2831試合はNPB全体の歴代最多なのか?

王の通算2831試合は、22年間にわたる選手生活を示す重要な記録だ。

しかし、NPB全体の通算試合数歴代1位は谷繁元信の3021試合である。

王の記録を紹介するときは、本塁打や打点の歴代1位という事実と、試合数のランキングを混同しないことが重要だ。

誤解4:868本塁打は巨人だけの単一シーズン記録なのか?

868本は、巨人に所属した1959~1980年の22年間に積み上げたNPB通算本塁打数だ。

1シーズンの数字ではなく、現役生活全体の累積記録である。

また、王のNPB記録とMLBの通算本塁打記録は、それぞれ別のリーグの記録として区別する必要がある。

【プロの結論】王貞治の成績が野球史に残り続ける本当の理由

王貞治の成績を評価する際、868本という数字だけに注目すると、選手としての本当の凄みを見落としてしまう。

重要なのは、異なる能力を示す数字が同時に高い水準にあることだ。

最初に、2786安打、打率.301という数字は、長距離打者としては十分に優れたコンタクト能力を示している。

続いて、868本塁打、5862塁打、長打率.634という数字は、打球を長打に変える能力が歴史的な水準にあったことを示す。

そして、2390四球、2170打点、1967得点は、相手投手に対する圧力と、チームの得点に貢献する能力の高さを裏付けている。

加えて、首位打者5回、本塁打王15回、打点王13回、MVP9回、三冠王2回というタイトル・表彰の実績もある。これらは一時的な好調ではなく、長年にわたってリーグのトップクラスであり続けたことを示している。

成績を比較するときに重視したい3つの判断基準

1. 通算記録とシーズン記録を分ける。 868本塁打は通算記録、55本塁打は1964年のシーズン記録である。
2. 打率だけで打者を評価しない。 出塁率、長打率、OPS、四球数、打点も組み合わせて見る。
3. 時代背景を考慮する。 リーグ環境や球場条件が異なる選手を比較するときは、単純な数字の大小だけで結論を出さない。

王の成績を調べるなら、NPB公式の個人年度別成績を基礎資料にし、野球殿堂博物館の記録や歴代ランキングを照らし合わせる方法が適している。

【王貞治の成績】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:王貞治の通算成績は何ですか?

A1:NPB通算2831試合、2786安打、868本塁打、2170打点、打率.301です。現役期間は1959~1980年で、読売ジャイアンツ一筋でした。

Q2:王貞治の年間最多本塁打は何本ですか?

A2:1964年に記録した55本です。2026年現在、NPBのシーズン歴代ランキングでは3位タイに位置しています。

Q3:王貞治は三冠王を何回獲得しましたか?

A3:2回です。1973年と1974年に2年連続で三冠王を獲得しました。1973年は打率.355、51本塁打、114打点という成績でした。

Q4:王貞治の通算本塁打868本は歴代1位ですか?

A4:はい。2026年のNPB公式通算本塁打ランキングでも868本で歴代1位です。2位の野村克也は657本です。

Q5:王貞治の通算打率.301は歴代最高ですか?

A5:歴代最高ではありません。2026年のNPB公式通算打率ランキングでは24位です。ただし、868本塁打と打率.301を両立した総合的な打撃力は特筆すべき実績です。

Q6:王貞治の通算OPSはいくつですか?

A6:公式通算データから計算すると約1.080です。出塁率約.446と長打率.634を合計した数字で、出塁能力と長打力の高さを示しています。

王貞治のNPB通算成績は、2831試合、2786安打、打率.301、868本塁打、2170打点。2026年の公式歴代記録でも、通算本塁打と打点は歴代1位を維持している。

年度別成績を見ると、1962年から本塁打王としての時代を築き、1964年には55本塁打、1973年と1974年には2年連続三冠王を達成。1977年には通算756号という歴史的な節目も迎えた。

加えて、通算長打率.634、四球2390、OPS約1.080という数字は、王が本塁打だけでなく、出塁能力や打撃全体の完成度でも優れていたことを物語っている。

王貞治の成績を正しく理解する鍵は、868本という圧倒的な数字と、22年間にわたって積み重ねた安定した打撃実績を一緒に見ることだ。その記録は、現在のプロ野球選手を評価する際にも、歴史的な比較基準として残り続けている。

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トレンドリサーチャー 音後 涼
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