NHK紅白歌合戦のクライマックスを飾る「大トリ」。紅組と白組の最後を務める歌手は誰なのか、そして番組の最後に歌う出演者も大トリと同じなのか。歴代の曲順を振り返ると、実はこの2つが一致しない年もあります。
その違いが注目されたのが、2025年の第76回紅白歌合戦です。通常対戦の大トリはMrs. GREEN APPLEの「GOOD DAY」でしたが、番組全体の最後には特別企画として松田聖子が「青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~」を披露しました。紅組トリのMISIAも含め、3組がそれぞれ異なる役割を担ったのです。2026年11月6日現在、第77回の大トリはまだ発表されていません。
【基本を解説】紅白大トリと番組最後の出演者は同じ意味ではない
紅白歌合戦の大トリを正しく理解するには、「紅組トリ」「白組トリ」「大トリ」「番組最後の歌唱者」という4つの言葉を区別する必要があります。
紅組トリと白組トリの違い紅白歌合戦では、紅組と白組がそれぞれの出演者による歌唱を披露します。それぞれの組で最後に登場する歌手が、その組のトリです。
つまり、紅組の最後を務める歌手が紅組トリ、白組の最後を務める歌手が白組トリとなります。
そして、両組のトリのうち、通常の対戦で最後に歌う出演者が一般に「大トリ」と呼ばれます。紅組が大トリになる年もあれば、白組が大トリになる年もあります。
大トリと最後の出演者の違いここが最も混同されやすいポイントです。
紅白歌合戦には、通常の紅組・白組対戦とは別に、特別企画や番組全体を締めくくる演出が設けられる場合があります。そのため、通常対戦の大トリが歌い終わった後に、別の歌手が出演することがあります。
その場合、最後に歌った出演者は「番組最後の歌唱者」ですが、通常対戦の大トリとは役割が異なります。
2025年の第76回は、この違いが非常に分かりやすく表れた年でした。
- 紅組トリ:紅組の最後に歌う出演者。
- 白組トリ:白組の最後に歌う出演者。
- 大トリ:通常対戦で最後に歌う出演者。
- 番組最後の歌唱者:特別企画なども含め、放送全体で最後に歌う出演者。
なお、「大トリ」は一般的な番組・報道上の呼称です。NHKの公式曲順では出演順や特別企画の位置が確認できますが、すべての回について同一の形式で大トリという肩書きを付けているわけではありません。
【歴代一覧】紅白歌合戦のトリを務めた歌手と曲名1951~2025年
紅白歌合戦は1951年の第1回から2025年の第76回まで続いています。歴代の記録を見ると、美空ひばり、北島三郎、五木ひろしなど、長年にわたって日本の音楽界を代表してきた歌手がトリを務めてきました。
以下は、NHKの「紅白歌合戦ヒストリー」の公開データを基礎に整理した歴代トリ一覧です。紅組・白組それぞれの最後の歌唱者と曲名を掲載しています。
一覧の見方:第64回以降は通常対戦の歌唱順から大トリも併記しています。第63回以前は公開データの並びだけでは両組の前後関係を一律に判定できないため、大トリ欄を区別しています。
1950年代~1970年代| 回・年 | 紅組トリ・曲名 | 白組トリ・曲名 | 大トリ |
|---|---|---|---|
| 第1回・1951年 | 渡辺はま子「桑港のチャイナタウン」 | 藤山一郎「長崎の鐘」 | — |
| 第2回・1952年 | 渡辺はま子「桑港のチャイナタウン」 | 藤山一郎「オリンピックの歌」 | — |
| 第3回・1953年1月 | 松島詩子「マロニエの木蔭」 | 藤山一郎「東京ラプソディー」 | — |
| 第4回・1953年12月 | 渡辺はま子「あゝモンテンルパの夜は更けて」 | 真木不二夫「知らない町に雨がふる」 | — |
| 第5回・1954年 | 渡辺はま子「東京の薔薇」 | 霧島昇「石狩エレジー」 | — |
| 第6回・1955年 | 二葉あき子「バラのルムバ」 | 藤山一郎「ニコライの鐘」 | — |
| 第7回・1956年 | 笠置シヅ子「ヘイ・ヘイ・ブギ」 | 灰田勝彦「白銀の山小舎で」 | — |
| 第8回・1957年 | 美空ひばり「長崎の蝶々さん」 | 三橋美智也「りんご花咲く故郷へ」 | — |
| 第9回・1958年 | 美空ひばり「白いランチで十四ノット」 | 三橋美智也「おさらば東京」 | — |
| 第10回・1959年 | 美空ひばり「御存知弁天小僧」 | 春日八郎「東京の蟻」 | — |
| 第11回・1960年 | 島倉千代子「他国の雨」 | 三橋美智也「達者でナ」 | — |
| 第12回・1961年 | 島倉千代子「襟裳岬」 | 三波春夫「文左たから船」 | — |
| 第13回・1962年 | 島倉千代子「さよならとさよなら」 | 三橋美智也「星屑の街」 | — |
| 第14回・1963年 | 美空ひばり「哀愁出船」 | 三波春夫「佐渡の恋唄」 | — |
| 第15回・1964年 | 美空ひばり「柔」 | 三波春夫「俵星玄蕃」 | — |
| 第16回・1965年 | 美空ひばり「柔」 | 橋幸夫「あの娘と僕」 | — |
| 第17回・1966年 | 美空ひばり「悲しい酒」 | 三波春夫「紀伊国屋文左衛門」 | — |
| 第18回・1967年 | 美空ひばり「芸道一代」 | 三波春夫「赤垣源蔵」 | — |
| 第19回・1968年 | 美空ひばり「熱禱(いのり)」 | 橋幸夫「赤い夕陽の三度笠」 | — |
| 第20回・1969年 | 美空ひばり「別れてもありがとう」 | 森進一「港町ブルース」 | — |
| 第21回・1970年 | 美空ひばり「人生将棋」 | 森進一「銀座の女」 | — |
| 第22回・1971年 | 美空ひばり「この道を行く」 | 森進一「おふくろさん」 | — |
| 第23回・1972年 | 美空ひばり「ある女の詩」 | 北島三郎「冬の宿」 | — |
| 第24回・1973年 | 島倉千代子「からたち日記」 | 北島三郎「帰ろかな」 | — |
| 第25回・1974年 | 島倉千代子「襟裳岬」 | 森進一「襟裳岬」 | — |
| 第26回・1975年 | 島倉千代子「悲しみの宿」 | 五木ひろし「千曲川」 | — |
| 第27回・1976年 | 都はるみ「北の宿から」 | 五木ひろし「愛の始発」 | — |
| 第28回・1977年 | 八代亜紀「おんな港町」 | 五木ひろし「灯りが欲しい」 | — |
| 第29回・1978年 | 山口百恵「プレイバック Part2」 | 沢田研二「LOVE(抱きしめたい)」 | — |
| 第30回・1979年 | 八代亜紀「舟唄」 | 五木ひろし「おまえとふたり」 | — |
1980年代には石川さゆり、都はるみ、和田アキ子、北島三郎、五木ひろし、森進一といった歌手が重要な役割を担いました。1990年代から2000年代にかけても、演歌・歌謡曲の実力派に加えて、安室奈美恵やSMAPなど時代を象徴するアーティストが登場しています。
| 回・年 | 紅組トリ・曲名 | 白組トリ・曲名 | 大トリ |
|---|---|---|---|
| 第31回・1980年 | 八代亜紀「雨の慕情」 | 五木ひろし「ふたりの夜明け」 | — |
| 第32回・1981年 | 森昌子「哀しみ本線日本海」 | 北島三郎「風雪ながれ旅」 | — |
| 第33回・1982年 | 都はるみ「涙の連絡船」 | 森進一「影を慕いて」 | — |
| 第34回・1983年 | 水前寺清子「あさくさ物語」 | 細川たかし「矢切の渡し」 | — |
| 第35回・1984年 | 都はるみ「夫婦坂」 | 森進一「北の螢」 | — |
| 第36回・1985年 | 森昌子「愛傷歌」 | 森進一「女もよう」 | — |
| 第37回・1986年 | 石川さゆり「天城越え」 | 森進一「ゆうすげの恋」 | — |
| 第38回・1987年 | 和田アキ子「抱擁」 | 五木ひろし「追憶」 | — |
| 第39回・1988年 | 小林幸子「雪椿」 | 北島三郎「年輪」 | — |
| 第40回・1989年 | 石川さゆり「風の盆恋歌」 | 北島三郎「夜汽車」 | — |
| 第41回・1990年 | 都はるみ「千年の古都」 | 森進一「おふくろさん」 | — |
| 第42回・1991年 | 和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」 | 谷村新司「昴-すばる-」 | — |
| 第43回・1992年 | 由紀さおり「赤とんぼ~どこかに帰ろう」 | 北島三郎「帰ろかな」 | — |
| 第44回・1993年 | 石川さゆり「津軽海峡・冬景色」 | 北島三郎「まつり」 | — |
| 第45回・1994年 | 都はるみ「古都逍遙」 | 五木ひろし「汽笛」 | — |
| 第46回・1995年 | 和田アキ子「もう一度ふたりで歌いたい」 | 細川たかし「望郷じょんから」 | — |
| 第47回・1996年 | 坂本冬美「夜桜お七」 | 北島三郎「風雪ながれ旅」 | — |
| 第48回・1997年 | 安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」 | 五木ひろし「千曲川」 | — |
| 第49回・1998年 | 和田アキ子「今 あなたにうたいたい」 | 五木ひろし「酒ひとり」 | — |
| 第50回・1999年 | 和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」 | 北島三郎「まつり」 | — |
| 第51回・2000年 | 天童よしみ「道頓堀人情」 | 五木ひろし「山河」 | — |
| 第52回・2001年 | 和田アキ子「夢」 | 北島三郎「山」 | — |
| 第53回・2002年 | 石川さゆり「天城越え」 | 五木ひろし「おふくろの子守歌」 | — |
| 第54回・2003年 | 天童よしみ「美しい昔」 | SMAP「世界に一つだけの花」 | — |
| 第55回・2004年 | 小林幸子「雪椿」 | 五木ひろし「雪燃えて」 | — |
| 第56回・2005年 | 天童よしみ「川の流れのように」 | SMAP「Triangle」 | — |
| 第57回・2006年 | 川中美幸「ふたり酒」 | 北島三郎「まつり」 | — |
| 第58回・2007年 | 石川さゆり「津軽海峡・冬景色」 | 五木ひろし「契り」 | — |
| 第59回・2008年 | 和田アキ子「夢」 | 氷川きよし「きよしのズンドコ節」 | — |
| 第60回・2009年 | DREAMS COME TRUE「その先へ ~紅白スペシャルヴァージョン~」 | 北島三郎「まつり」 | — |
2010年代以降は、SMAP、嵐、ゆず、福山雅治、MISIAなど、幅広いジャンルのアーティストがトリを担当しています。特に近年は、MISIAと福山雅治が両組の最後を支える存在となってきました。
| 回・年 | 紅組トリ・曲名 | 白組トリ・曲名 | 大トリ |
|---|---|---|---|
| 第61回・2010年 | DREAMS COME TRUE「生きてゆくのですfeat. ザ紅白スペシャルブラスバンド」 | SMAP「This is love '10 SPメドレー」 | — |
| 第62回・2011年 | 石川さゆり「津軽海峡・冬景色」 | SMAP「SMAP AID 紅白SP」 | — |
| 第63回・2012年 | いきものがかり「風が吹いている」 | SMAP「SMAP 2012' SP」 | — |
| 第64回・2013年 | 髙橋真梨子「for you...」 | 北島三郎「まつり」 | 北島三郎 |
| 第65回・2014年 | 松田聖子「あなたに逢いたくて~Missing You~」 | 嵐「2014 Thanks Medley」 | 松田聖子 |
| 第66回・2015年 | 松田聖子「赤いスイートピー」 | 近藤真彦「ギンギラギンにさりげなく」 | 松田聖子 |
| 第67回・2016年 | 石川さゆり「天城越え」 | 嵐「嵐×紅白スペシャルメドレー」 | 嵐 |
| 第68回・2017年 | 石川さゆり「津軽海峡・冬景色」 | ゆず「栄光の架橋」 | ゆず |
| 第69回・2018年 | 石川さゆり「天城越え」 | 嵐「嵐×紅白スペシャルメドレー」 | 嵐 |
| 第70回・2019年 | MISIA「アイノカタチメドレー」 | 嵐「嵐×紅白スペシャルメドレー」 | 嵐 |
| 第71回・2020年 | MISIA「アイノカタチ」 | 福山雅治「家族になろうよ」 | MISIA |
| 第72回・2021年 | MISIA「明日へ 2021」 | 福山雅治「道標 ~紅白2021ver.~」 | MISIA |
| 第73回・2022年 | MISIA「希望のうた」 | 福山雅治「桜坂」 | 福山雅治 |
| 第74回・2023年 | MISIA「紅白スペシャル2023」 | 福山雅治「HELLO~想望」紅白スペシャルメドレー | MISIA |
| 第75回・2024年 | MISIA「紅白スペシャル2024」 | 福山雅治「ひとみ~少年」“あなたへの歌”SPメドレー | MISIA |
| 第76回・2025年 | MISIA「MISIAスペシャル(Everything/アイノカタチ)」 | Mrs. GREEN APPLE「GOOD DAY」 | Mrs. GREEN APPLE |
※第76回の通常対戦終了後には、松田聖子による特別企画が行われています。上表の大トリ欄には、この特別企画を含めていません。
【歴代記録を検証】美空ひばり・北島三郎・MISIA・福山雅治の実績
歴代のトリを回数で比較すると、時代ごとに番組を象徴してきた歌手の存在が浮かび上がります。単純な出場回数ではなく、実際に紅組・白組の最後を任された回数を見ると、紅白における存在感がより明確になります。
トリ最多は美空ひばり・北島三郎・五木ひろしの13回第76回までの記録では、紅白のトリ担当回数の最多記録は次の3組が並んでいます。
- 美空ひばり:13回。紅組の歴代最多記録。
- 北島三郎:13回。白組の歴代最多記録。
- 五木ひろし:13回。北島三郎と並ぶ白組の最多記録。
美空ひばりは第8~10回、第14~23回にトリを担当しました。特に第14回から第23回までの10年連続という記録は、現在も歴代最長です。
北島三郎は「まつり」などの代表曲を通じて、長年にわたり紅白のクライマックスを象徴してきました。第64回となる2013年の出演も大きな節目となっています。
五木ひろしも1970年代から2000年代まで長くトリを務め、演歌界を代表する存在として紅白の歴史に名を残しています。
MISIAは紅組トリ7年連続という記録を達成近年の紅組トリを語るうえで欠かせないのがMISIAです。
2019年の第70回から2025年の第76回まで、MISIAは7年連続で紅組トリを務めています。歴代の連続記録では、美空ひばりの10年連続に次ぐ実績です。
大トリを担当した回は、2020年、2021年、2023年、2024年の4回です。2025年は紅組トリを務めたものの、白組のMrs. GREEN APPLEが通常対戦の最後を飾りました。
この違いからも、紅組トリの回数と大トリの回数は別々に集計する必要があることが分かります。
福山雅治は白組トリを5年連続で担当福山雅治は第71回の2020年から第75回の2024年まで、5年連続で白組トリを務めました。
歌唱曲には「家族になろうよ」「道標 ~紅白2021ver.~」「桜坂」など、幅広い世代に知られる楽曲が並びます。
ただし、白組トリを5年連続で担当したことと、大トリを5回務めたことは同じではありません。実際に大トリとなったのは2022年の第73回です。
嵐は複数回の大トリを経験嵐は2014年に初めて白組のトリを担当し、その後2016年、2018年、2019年にもトリを務めています。
このうち2016年、2018年、2019年は通常対戦の大トリに該当します。特に「嵐×紅白スペシャルメドレー」は、グループの魅力を総合的に伝えるステージとして印象に残る演出でした。
なお、2018年は嵐の後にサザンオールスターズの特別企画が続きました。ここでも、大トリと番組最後の歌唱者が一致しないケースが確認できます。
【2025年第76回を検証】MISIA・Mrs. GREEN APPLE・松田聖子の順番
2025年の紅白歌合戦は、放送100年という節目に開催された第76回です。大トリをめぐる検索が増えた理由は、通常対戦の大トリと、放送全体の最後を担当した出演者が異なっていたためです。
通常対戦の大トリはMrs. GREEN APPLE「GOOD DAY」2025年12月26日、NHKは第76回の曲順を発表しました。
その発表で、紅組トリはMISIA、白組トリはMrs. GREEN APPLEに決定。通常対戦の最後を務める大トリには、Mrs. GREEN APPLEが選ばれました。
歌唱曲は「GOOD DAY」です。Mrs. GREEN APPLEにとって初めての大トリとなり、バンドとしての大役にも注目が集まりました。
2025年の通常対戦に限って整理すれば、MISIAが紅組の最後、Mrs. GREEN APPLEが白組の最後、そしてMrs. GREEN APPLEが大トリという構成です。
紅組トリのMISIAは「Everything」「アイノカタチ」を披露紅組トリを務めたMISIAは、「MISIAスペシャル」と題したステージで「Everything」と「アイノカタチ」を披露しました。
2019年から7年連続で紅組の最後を担当してきたMISIAにとって、2025年もその役割を担ったことになります。
一方で、今回は白組のMrs. GREEN APPLEが通常対戦の最後を務めたため、MISIAは紅組トリであっても大トリではありませんでした。
松田聖子が特別企画で番組最後に登場2025年12月28日、NHKは松田聖子の特別企画出演を発表しました。
披露する楽曲は、1980年に初出場した際に歌った「青い珊瑚礁」。2025年はデビュー45周年にあたり、放送100年という紅白の節目とも重なる出演でした。
NHKの発表では、紅組と白組の対戦が終了した後、番組最後にNHKホールで披露する特別企画として位置付けられていました。
実際の出演順は次のように整理できます。
- 紅組トリ:MISIA「MISIAスペシャル」
- 白組トリ・大トリ:Mrs. GREEN APPLE「GOOD DAY」
- 対戦後の特別企画:松田聖子「青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~」
松田聖子は2020年の第71回以来、5年ぶりの紅白出演で、今回が25回目の出場でした。初出場時の楽曲を45周年の節目に披露したこともあり、番組の締めくくりとして大きな意味を持つステージとなりました。
したがって、「2025年の紅白で最後に歌ったのは誰?」という質問には松田聖子、「2025年の紅白の大トリは誰?」という質問にはMrs. GREEN APPLEと答えるのが正確です。
【選出の仕組み】紅白大トリの決め方と公式発表、特別企画の関係
紅白の大トリは、どのような基準で決まるのでしょうか。出場歌手の選考と同じように、トリにも明確な数値基準があると思われがちですが、NHKが一般向けに公表している固定の大トリ選出公式や点数表はありません。
大トリの決定は番組全体の構成と関係する大トリは単純にその年の売上ランキング1位の歌手や、最も人気のある出演者が自動的に担当する役割ではありません。
紅白は、紅組と白組の対抗形式を維持しながら、幅広い年代の視聴者に向けて構成される大型音楽番組です。そのため、曲順にはさまざまな要素が関係すると考えられます。
- 年間の音楽活動:その年のヒット曲や音楽シーンでの存在感。
- 出演者の実績:紅白への貢献や過去の出演歴。
- 番組構成:前半から終盤までの流れや出演者のバランス。
- ステージの象徴性:大みそかを締めくくるのにふさわしい演出や楽曲。
- 視聴者への訴求力:世代を超えて楽しめる内容かどうか。
これらは番組編成を理解するための分析上の観点であり、NHKが公表した大トリの公式採点基準ではありません。個々の出演者が選ばれた具体的な理由については、NHKの発表や制作側の説明がある場合に、その内容を確認する必要があります。
公式発表で確認すべきなのは出場者一覧だけではない大トリを調べる際には、出場歌手の発表だけで判断しないことが大切です。
出場歌手の発表では、誰が出演するのかが明らかになります。一方、実際に誰がトリを担当するかは、曲順が発表されて初めて判断できます。
2025年も、出場者の発表と曲順の発表は別の日に行われました。12月26日の曲順発表によってMISIAとMrs. GREEN APPLEの役割が明確になり、12月28日の特別企画発表によって松田聖子の番組最後の出演も明らかになりました。
つまり、公式情報を確認するときは、次の3点を区別するのが基本です。
- 出場歌手の正式発表
- 紅組・白組それぞれの曲順発表
- 対戦後の特別企画や追加出演の発表
2026年11月6日現在、第77回NHK紅白歌合戦の大トリは決まったと公表されていません。
したがって、MISIAが8年連続で紅組トリになるのか、福山雅治が再び白組トリに選ばれるのか、Mrs. GREEN APPLEが再び大トリを担当するのかについても、現段階では確定情報として扱えません。
2025年までの実績は、2026年の出演者を考える参考にはなります。しかし、過去の担当回数だけで次回の人選を予測することはできません。
曲順は例年12月下旬に発表されており、直近の複数回では12月26日に発表されています。第77回についても、NHKの公式サイトや正式な番組発表を確認することが最も確実です。
【誤解を防ぐ】紅白大トリの情報を正しく読み解くポイント
紅白の歴代記録を調べる際には、同じ「最後」という言葉が複数の意味で使われることに注意が必要です。特に、特別企画がある年は情報の整理方法によって結果が変わります。
「トリ回数」と「大トリ回数」を混同しない例えば、MISIAは2019年から2025年まで7年連続で紅組トリを担当しています。しかし、その7回すべてが大トリだったわけではありません。
大トリになった回数を知りたい場合は、通常対戦でどちらの組が最後に歌ったのかを確認する必要があります。
同様に、福山雅治の5年連続白組トリも、5年連続大トリを意味するものではありません。
特別企画を通常対戦の記録に加えない特別企画は、通常の紅組・白組対戦とは異なる枠組みで設けられます。番組の最後に歌唱したとしても、通常対戦の大トリと同じ記録として扱うと、歴代の比較に誤差が生じます。
2018年のサザンオールスターズ、2025年の松田聖子は、通常対戦後の特別なステージという点で参考になる事例です。
大トリの組が必ず優勝するわけではない大トリを担当した組が、その年の勝敗でも勝つとは限りません。
第64回から第76回までの13回を比較すると、大トリの組が優勝したのは10回です。第65回、第67回、第75回では、大トリを担当した組とは別の組が優勝しました。
大トリは番組の演出上の重要な役割であり、勝敗を保証するものではありません。歌唱順と最終結果は別々に見る必要があります。
歴代一覧を確認するときの判断基準検索結果やまとめ記事を読むときには、次のポイントを押さえておくと、情報の混同を避けられます。
- 対象が何年の何回目の紅白なのか。
- 紅組トリと白組トリが区別されているか。
- 大トリが通常対戦の最後を指しているか。
- 対戦後の特別企画が別枠で記載されているか。
- 歌手名だけでなく、実際の歌唱曲と曲順も確認できるか。
- 2026年の予想とNHKの正式発表が区別されているか。
【紅白大トリ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2025年の紅白大トリは誰でしたか?
A1:通常対戦の大トリはMrs. GREEN APPLEです。「GOOD DAY」を披露しました。紅組トリはMISIAで、対戦後に松田聖子が特別企画として「青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~」を歌い、番組最後を飾りました。
Q2:2025年に最後に歌った出演者は誰ですか?
A2:松田聖子です。通常対戦終了後の特別企画で出演し、番組全体の最後に「青い珊瑚礁 ~Blue Lagoon~」を披露しました。
Q3:紅白の大トリと紅組トリは何が違いますか?
A3:紅組トリは紅組の最後に歌う出演者です。大トリは紅組・白組のトリのうち、通常対戦で最後に歌う出演者を指します。
Q4:紅白で最も多くトリを務めた歌手は誰ですか?
A4:第76回までの記録では、美空ひばり、北島三郎、五木ひろしがそれぞれ13回で最多です。
Q5:MISIAは何年連続で紅組トリを務めていますか?
A5:2019年の第70回から2025年の第76回まで7年連続です。歴代最長の美空ひばりの10年連続に次ぐ記録です。
Q6:福山雅治は何回大トリを担当しましたか?
A6:2020年から2024年まで5年連続で白組トリを担当しましたが、大トリとなったのは2022年の第73回です。
Q7:嵐は紅白で大トリを務めたことがありますか?
A7:あります。第67回(2016年)、第69回(2018年)、第70回(2019年)に通常対戦の大トリを担当しました。2018年は嵐の後にサザンオールスターズの特別企画が続いています。
Q8:2026年の紅白大トリは誰ですか?
A8:2026年11月6日時点では未発表です。第77回の正式な曲順発表を待つ必要があります。
Q9:紅白大トリはどのように決まりますか?
A9:NHKが番組全体の構成を踏まえて出演順を決定します。大トリの選出に関する固定の公式採点基準は公表されていません。実際の担当者は公式曲順で確認できます。
紅白歌合戦の大トリは、紅組と白組の対戦を締めくくる重要な役割です。ただし、番組最後の出演者と必ず一致するわけではありません。
2025年の第76回では、MISIAが紅組トリ、Mrs. GREEN APPLEが白組トリ・通常対戦の大トリを担当しました。その後、松田聖子が特別企画で出演し、番組最後の歌唱者となっています。
歴代記録では、美空ひばり、北島三郎、五木ひろしが各13回のトリ担当で最多。MISIAは紅組トリ7年連続、福山雅治は白組トリ5年連続という近年の代表的な記録を残しています。
2026年の第77回については、11月6日時点で大トリは未発表です。今後の出場歌手発表だけでなく、曲順と特別企画の発表にも注目する必要があります。
【プロの結論】紅白の大トリを正確に知るためには、「誰が最後に出演したか」だけで判断してはいけません。紅組トリ、白組トリ、通常対戦の大トリ、特別企画による番組最後の歌唱者を分けて確認することが、歴代記録を正しく理解する最も確実な方法です。
主な照合資料: NHK「紅白歌合戦ヒストリー」、MISIA公式サイト、NHKの第76回曲順発表に関する報道、日刊スポーツ、ORICON NEWS、テレビ朝日NEWS。