2026年現在、テレビアニメ『サザエさん』でフグ田マスオ役を担当している声優は、田中秀幸さんです。2019年8月25日放送回から、約41年間マスオを演じてきた2代目・増岡弘さんの後任として出演しています。
実は、マスオさんの声優はこれまでに3人が担当しています。初代の近石真介さん、2代目の増岡弘さん、そして現在の3代目・田中秀幸さんです。2019年の交代は突然の降板や病気によるものだったのでしょうか。それとも本人の意思によるものだったのでしょうか。公式発表や所属事務所の記録、声優本人のプロフィールをもとに、交代の経緯から歴代キャストの違いまで詳しく整理します。
【2026年最新】マスオさんの声優は田中秀幸!現在の担当状況を解説

2026年現在、フグ田マスオの声を担当しているのは、声優・俳優・ナレーターとして長年活躍する田中秀幸(たなか ひでゆき)さんです。
田中さんがマスオ役に就任したのは2019年8月25日。フジテレビとアニメ制作会社エイケンが2019年8月6日に公表したキャスト変更のお知らせで、正式に後任として発表されました。
2026年11月1日放送分の番組情報でも、出演者欄にはマスオ役として田中秀幸さんの名前が掲載されています。また、『サザエさん』公式ホームページのキャラクター紹介でも、フグ田マスオの声の出演者は田中さんと案内されています。
田中秀幸が演じる現在のマスオさんマスオは、主人公・フグ田サザエの夫で、タラオの父親です。公式キャラクター紹介によると、年齢は28歳。海山商事の営業課に勤務し、サザエやタラオ、磯野家の人々と暮らしています。
優しく誠実で、お人好しな性格が特徴です。少し気が弱く、周囲に振り回される場面もありますが、家族を大切にする人物として描かれています。
田中さんは、こうしたマスオの基本的な人物像を受け継ぎながら、独自の演技でキャラクターを表現しています。交代後も作品内でのマスオの立場や家族関係が変わったわけではありません。
2026年になっても声優交代の発表はある?2026年11月5日時点で、田中秀幸さんから別の声優に交代するという公式発表は確認されていません。
したがって、「マスオさんの声優はまた変わったのでは?」という疑問に対する答えは、現在も田中秀幸さんが担当している、ということになります。
【歴代声優一覧】フグ田マスオを演じた3人のプロフィールと担当期間
マスオさんの声優交代は、アニメの放送開始から現在までに2回ありました。1969年の放送開始時から担当した初代、1978年から2019年まで演じた2代目、そして2019年から現在まで担当する3代目です。
特に注目したいのは、増岡弘さんが約41年間という長期間にわたって同じ役を演じ続けたことです。長寿アニメならではの歴史が、視聴者の声の記憶にも深く結び付いています。
初代:近石真介(1969年~1978年)初代マスオ役を担当したのは、声優・俳優の近石真介(ちかいし しんすけ)さんです。
1969年10月にスタートしたテレビアニメ『サザエさん』でマスオを演じ、1978年6月まで出演しました。担当期間は約9年間です。
近石さんはアニメの声優だけでなく、舞台やラジオでも活躍した人物です。TBSラジオの『こんちワ近石真介です』では長年パーソナリティーを務め、ギャラクシー賞を受賞しています。また、『はじめてのおつかい』のナレーションでも知られています。
所属事務所ムーブマンの紹介でも、『サザエさん』のマスオ役を務めた経歴が記録されています。
近石さんは2022年10月5日に老衰のため91歳で亡くなりました。初代マスオとしての出演は1978年に終了しているため、2022年の訃報とマスオ役の交代は別の出来事です。
2代目:増岡弘(1978年~2019年)近石さんの後任となったのが、増岡弘(ますおか ひろし)さんです。
1978年6月11日放送分から2019年8月18日放送分まで、約41年間にわたってマスオを演じました。歴代3人の中で最も長く担当した声優です。
増岡さんは1936年8月7日生まれ、埼玉県出身。声優・俳優・ナレーターとして活躍し、『それいけ!アンパンマン』ではジャムおじさん役も長年担当しました。
マスオ役のほかにも、アニメ『ドラゴンボールZ』の亀仙人役などで知られています。2018年には第12回声優アワードの功労賞を受賞しました。
増岡さんが作り上げた穏やかで優しいマスオ像は、長年の視聴者にとって親しみ深いものとなりました。
2020年3月21日、直腸がんのため83歳で逝去。所属していた東京俳優生活協同組合(俳協)が同月26日に訃報を公表しています。
3代目:田中秀幸(2019年~現在)現在のマスオ役を担当しているのが、田中秀幸さんです。
東京都出身で、11月12日生まれ。青二プロダクションに所属し、声優だけでなくナレーターとしても幅広く活動しています。
代表的なアニメ出演作には、『ドカベン』の山田太郎、『キン肉マン』のテリーマン、『SLAM DUNK』の木暮公延、『ONE PIECE』のドンキホーテ・ドフラミンゴ、『名探偵コナン』の工藤優作などがあります。
また、テレビ番組『王様のブランチ』のナレーションも担当してきました。
長年にわたってさまざまなキャラクターを演じてきた経験が、マスオ役の選考でも評価されました。単に前任者の声を再現するのではなく、キャラクターの感情を豊かに表現することが期待された後任です。
【比較表】マスオさん声優の交代時期と歴代キャストの関係
歴代3人の担当期間と交代の背景を一覧にすると、マスオ役の歴史が分かりやすくなります。
| 歴代 | 声優 | 担当期間 | 交代・担当のポイント |
|---|---|---|---|
| 初代 | 近石真介 | 1969年10月~1978年6月 | アニメ放送開始時から担当。約9年間出演。 |
| 2代目 | 増岡弘 | 1978年6月11日~2019年8月18日 | 約41年間担当。本人から高齢を理由に卒業の申し出。 |
| 3代目 | 田中秀幸 | 2019年8月25日~現在 | オーディションを経て後任に決定。2026年も担当。 |
この表から分かるように、増岡さんの担当期間は約41年間と非常に長く、近石さんの約9年間と比較しても大きな差があります。
また、2019年8月18日が増岡さんによる最後のマスオ、8月25日が田中さんによる新しいマスオの登場日です。交代の間に何週間も空白があったわけではなく、翌週の放送から引き継がれました。
制作側は、作品の継続性を保ちながら新しいキャストへ移行する形を選択したのです。
【2019年8月25日】マスオさんの声優交代の理由と発表までの経緯
マスオ役の交代について、当時は突然の発表に驚いた視聴者も少なくありませんでした。しかし、公式発表を確認すると、交代に至る経緯は明確に説明されています。
2019年8月5日、所属事務所が増岡弘の卒業を発表2019年8月5日、増岡さんが所属していた俳協は、公式サイトで担当作品からの卒業を報告しました。
発表文では、マスオ役と『それいけ!アンパンマン』のジャムおじさん役について、次のように説明しています。
「高齢」により、次の世代の方に託し卒業させていただく運びとなりました。
つまり、公式に示された理由は高齢を理由とする本人からの卒業の申し出です。
この発表では、マスオ役を約40年間、ジャムおじさん役を約30年間担当してきたことにも触れられています。長年にわたって作品を支えてきた2つの代表的な役を、同じ時期に次世代へ引き継ぐ決断でした。
後任の田中秀幸はオーディションで決定エイケンの2019年8月6日付公式発表によると、増岡さん本人から卒業の申し出を受け、制作スタッフが相談したうえで交代を決定しました。
その後、複数回のオーディションを重ね、田中秀幸さんが3代目マスオ役に選ばれています。
フジテレビの渡辺恒也プロデューサーは、田中さんについて、マスオのさまざまな感情表現をバリエーション豊かに演じられると判断し、スタッフ満場一致で決定したと説明しています。
この説明からは、単に知名度や声質の近さだけで選ばれたわけではないことが分かります。マスオというキャラクターを維持しながら、喜怒哀楽を自然に表現できる演技力が重視されたのです。
8月18日が最後、8月25日から新しいマスオへ交代のスケジュールも公式発表で明らかにされています。
増岡さんによる最後のマスオは、2019年8月18日放送分の収録でした。そして翌週の2019年8月25日放送分から田中秀幸さんが登場しています。
この日が、現在につながる3代目マスオのスタート地点です。
増岡弘の死去と声優交代は関係していた?この点は、ネット上で誤解されやすい部分です。
増岡さんは2020年3月21日に亡くなりました。しかし、マスオ役の卒業が発表されたのは2019年8月5日であり、実際の交代は同年8月25日です。
つまり、増岡さんの死去によってマスオ役が交代したわけではありません。本人から高齢を理由とした卒業の申し出があり、存命中に後任への引き継ぎが行われています。
また、卒業時の公式発表で説明された理由は高齢です。2020年の訃報で公表された直腸がんの情報を、2019年の交代理由としてそのまま結び付けることはできません。
交代の理由と、その後の訃報は時系列を分けて理解する必要があります。
【声優プロフィール比較】田中秀幸と増岡弘はどんな人物?代表作も紹介
マスオ役の交代を理解するには、2代目と3代目の声優がどのようなキャリアを歩んできたのかを知ることも大切です。
田中秀幸プロフィール:幅広い役柄を演じる実力派田中秀幸さんは、東京都出身の声優・ナレーターです。青二プロダクションの公式プロフィールでは、誕生日は11月12日、出身校は桐朋学園芸術短期大学と紹介されています。
田中さんの特徴は、演じる役柄の幅広さです。
- 『ドカベン』:山田太郎
- 『キン肉マン』:テリーマン
- 『SLAM DUNK』:木暮公延
- 『ONE PIECE』:ドンキホーテ・ドフラミンゴ
- 『名探偵コナン』:工藤優作
- 『カードキャプターさくら』:木之本藤隆
- 『聖闘士星矢』:アイオリア
- 『タッチ』:柏葉監督
これらの出演歴からも、穏やかな人物から威厳のある人物まで、さまざまな役を担当してきたことが分かります。
また、アニメ以外にもナレーションの仕事を数多く手掛けています。『王様のブランチ』などでのナレーション経験もあり、声だけで情報や人物像を伝える技術を培ってきました。
マスオ役のオーディションで評価された感情表現の幅広さは、こうしたキャリアとも重なります。
増岡弘プロフィール:41年間マスオを支えた2代目増岡弘さんは1936年8月7日生まれ、埼玉県出身の声優・俳優です。2020年3月21日に83歳で亡くなりました。
代表作として特に知られているのが、次の2作品です。
- 『サザエさん』:フグ田マスオ(2代目)
- 『それいけ!アンパンマン』:ジャムおじさん
マスオ役は約41年間、ジャムおじさん役は約30年間にわたって担当しました。
どちらも長寿アニメの中心的なキャラクターであり、長期間にわたって同じ声を届けてきたことは、増岡さんの声優人生を象徴する実績です。
2018年には第12回声優アワード功労賞を受賞しています。長年の声優活動と作品への貢献が評価された受賞でした。
初代・近石真介のプロフィールも忘れてはいけない初代の近石真介さんは、マスオ役の歴史を語るうえで欠かせない人物です。
アニメ放送開始当初から約9年間マスオを担当し、その後はラジオパーソナリティーやナレーターとしても活動しました。
『はじめてのおつかい』のナレーションや、映画『猿の惑星』のコーネリアス役の吹き替えなども代表的な仕事です。
初代から2代目、3代目へと続くマスオの歴史は、それぞれ異なる分野で活躍してきた声優たちによって支えられてきました。
【声の変遷を比較】1969年から2026年までマスオさんの声はどう変わった?
マスオさんの声を比較するとき、単純に「誰の声が一番似ているか」という視点だけでは捉えきれません。
3人の担当期間には大きな違いがあり、視聴者がそれぞれの声に触れてきた時間も異なります。
近石真介版:初期のマスオを形作った声1969年から1978年までの初代マスオは、作品の放送開始期を支えた存在です。
当時の視聴者にとっては、近石さんの声こそが最初のマスオでした。作品が長期シリーズとして定着していく初期の歴史とともに記憶されているキャストです。
増岡弘版:長年の視聴者に定着したマスオの声増岡さんは約41年間という長期にわたって担当しました。
そのため、特に1970年代後半から2010年代にかけて『サザエさん』を見続けてきた視聴者にとっては、増岡さんの声がマスオの標準的なイメージになっている場合があります。
フジテレビのプロデューサーも、増岡さんが穏やかで優しいマスオ像を作り上げたと感謝を伝えています。
声優の交代が視聴者に大きな変化として受け止められた背景には、単に声質が変わったことだけでなく、41年間積み重ねられたキャラクターの記憶があったのです。
田中秀幸版:受け継いだ役に新しい表現を加える田中さんが担当するようになった2019年以降は、増岡さんとは異なる声の印象を持つマスオになりました。
これは交代に伴う自然な変化です。声優が変われば、声の響きや話し方、言葉の間の取り方、感情の表し方にも違いが生まれます。
一方、マスオの性格や家族内での役割は引き継がれています。田中さんは新しい演技を加えながら、長年親しまれてきたキャラクターを継続して演じています。
2019年の声に違和感があったのはなぜ?声優交代直後には、インターネット上でも声の変化についてさまざまな反応が見られました。
スポーツニッポンが2019年8月25日に報じた初登場回の記事でも、視聴者から「声が変わった?」という趣旨の反応や、新しい声を評価する意見が紹介されています。
長年同じ声を聞いてきた視聴者にとって、違和感が生まれるのは不思議なことではありません。特に増岡さんの担当期間は約41年に及びます。声の記憶が世代を超えて定着していたためです。
また、1969年から2024年までの声を比較する動画なども公開されており、歴代マスオの声の違いは現在も関心を集めるテーマです。
一部の比較動画や視聴者の感想では、2019年頃の増岡さんの声について、以前と違って聞こえるという印象が語られることもあります。ただし、音声の印象だけから本人の健康状態を判断することはできません。公式に発表された交代理由は、あくまで高齢による本人の卒業申し出です。
【誤解を解消】マスオさんの声優交代について知っておきたい事実
歴代キャストを調べると、交代の時期や理由について混同されている情報もあります。ここでは、特に間違えやすいポイントを整理します。
誤解1:増岡弘は亡くなったから降板した?事実:亡くなる前に本人の申し出で卒業しています。
2019年8月5日に卒業が発表され、同年8月25日から田中さんが担当しました。増岡さんが亡くなったのは2020年3月21日です。交代と訃報には約7か月の時間差があります。
誤解2:田中秀幸は増岡弘の声を完全に再現するために選ばれた?事実:公式発表では感情表現の幅広さが選考理由として説明されています。
制作側が重視したのは、従来のマスオ像を受け継ぎつつ、田中さんならではの新しい表現を生み出せることでした。声を完全にコピーするという説明はされていません。
誤解3:マスオさんの声優は2人だけ?事実:歴代声優は3人です。
増岡さんの知名度が高く、約41年間という担当期間も長かったことから、初代の近石さんを知らない視聴者もいます。しかし、1969年の放送開始から数えると、近石さん、増岡さん、田中さんの3人がマスオを演じてきました。
情報を見極めるための3つのポイントマスオさんの声優について新しい情報を調べる際は、次の3点を確認すると混乱を避けられます。
- 現在の担当者:公式キャラクター紹介や最新の番組出演者情報を見る。
- 交代理由:所属事務所や制作会社の発表に書かれた内容を確認する。
- 声の評価:個人の感想と公式発表による事実を区別する。
特に健康状態や降板理由に関する情報は、本人や所属事務所が発表した内容と、視聴者の推測を混同しないことが大切です。
【マスオさんの声優】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、マスオさんの声優は誰ですか?
A1:2026年11月現在、3代目の田中秀幸さんです。2019年8月25日放送分からフグ田マスオ役を担当しています。
Q2:増岡弘さんがマスオ役を降板した理由は何ですか?
A2:本人から高齢を理由とした番組卒業の申し出があったためです。2019年8月5日に所属事務所の俳協が発表しました。
Q3:マスオさんの歴代声優は誰ですか?
A3:初代が近石真介さん(1969年~1978年)、2代目が増岡弘さん(1978年~2019年)、3代目が田中秀幸さん(2019年~現在)です。
2026年現在、『サザエさん』のフグ田マスオ役を担当しているのは、3代目声優の田中秀幸さんです。
歴代キャストを振り返ると、初代・近石真介さんが1969年から1978年まで、2代目・増岡弘さんが1978年から2019年まで、そして3代目・田中秀幸さんが2019年8月25日から現在まで出演しています。
2019年の声優交代については、増岡さん本人から高齢を理由に卒業の申し出があり、制作スタッフによる協議とオーディションを経て田中さんが後任に選ばれました。増岡さんの死去によって交代したという情報は正しくありません。
また、約41年間マスオを演じた増岡さんの存在は、長年の視聴者にとって非常に大きなものでした。田中さんへの交代によって声の印象は変わりましたが、家族思いで優しいマスオというキャラクターは現在も受け継がれています。
マスオさんの声の歴史を知ることは、『サザエさん』という作品が半世紀以上にわたって続いてきた歴史を知ることでもあります。これからの放送でも、田中秀幸さんが演じる新しい世代のマスオに注目したいところです。
主な事実確認資料: エイケン公式発表、俳協公式発表、青二プロダクション公式プロフィール、『サザエさん』公式キャラクター紹介、サガテレビの2026年番組情報、近石真介さんの所属事務所資料。